SBIホールディングス(HD)は19日、メディア関連企業との共同事業体の設立やM&A(合併・買収)を進める新会社を設立すると発表した。メディア関連の先端技術に投資する1千億円規模のファンドも設立。「メディア・IT・金融の融合」によって、グループの情報発信の強化や収益拡大を図る。
新会社はSBIネオメディアホールディングス。事業領域としては、テレビや新聞などに加えて、動画配信やSNSも想定。広告事業やタレントのマネジメント、アニメなど知的財産の保有・制作も手がける。
新会社の会長に就任するSBIHDの北尾吉孝会長兼社長は、フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の取締役候補に名前があがっている。北尾氏は9日の決算会見で新会社とフジの関係について「まだ考えがいたっていない」と話した。